最近、スキマ時間を見つけては英語の勉強をしている私です。会社の資格手当というものがあり、TOEICで800点を取ると毎月1万円がもらえるからです。すでに私は毎月1万円手当をもらっているのですが、社内規定で来年テストを受けないといけないので、若干焦っていますw
最近悩んでいるのが、「as」の表現です。
「as」って意味が沢山あって、何か分かりにくいしややこしい単語ですよね?
・前置詞の時は「~として」
・副詞の時は、as~asで「~と同様に」「~と同じくらい」etc
・接続詞の時は「~なので」「~のとき」etc
...などなど他にもたくさん意味や使い方があります。
asという、こんなに短い単語であるにも関わらず、覚えることがいっぱいで、
しかも、わりと頻繁に出てきて、地味に面倒だな~と思っています。
そこで
英語でasの意味や使い方は?
例文や構文を比較!
接続詞の文法や用法は?
など気になったことを勉強してみたのでご紹介します!
私と同じように悩んでいる人のお役に立てれば幸いです!
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Contents
英語でasの意味や使い方は?
「as」には様々な意味がありますが、核(中心)となっている意味は、
「色々と選択肢がある中の、コレ!」という意味(イメージ)です。
ん?どゆこと?ってなりますよね?もう少し具体的な使い方含めて解説します。
She works at the hospital as a doctor.
彼女はこの病院で医者として働いている。
一般的には前置詞のasは「~として」という意味ですよ~と習うんですが、
asのニュアンスがもう見えてきたかな~?と思います!
She works at the hospital.
彼はこの病院で働いている。
さて、考えてみると病院での働き方って様々な選択肢がありますよね?
医者、看護師、受付のスタッフ、 栄養士、警備員、清掃員、などなど・・・
様々ある中で、彼女はどれかを選択したのか?というと、
as a doctor
医者、看護師、受付のスタッフ、 栄養士、警備員、清掃員
↑
コレ!!
という感じです。
要は、「asの後ろにくっついている名詞」を選択肢の一つとして選んだ!コレ!っていう感じですね!
もう一つ、核となる意味として、「2つの並べられた物・事が等価の関係にある」という意味があります。
つまり、“as” が使われている文章では、何かと何かがイコールであることを伝えようとしているのです。
As she grew up, she became healthy.
「彼女は成長するにつれて丈夫になった」この場合、“he grew up” と “he became healthy” はイコールと考えられます。
もう一つ例文をご紹介します。
My sister works at a museum as a curator.
「私の姉/妹は美術館で学芸員として働いている」こちらの “as” でも “my brother” と “curator” がイコールであることがわかります。
こんな感じで「核」となる中心的な意味を頭に入れておけば、意味を考えるうえで悩んでも迷わないので大事ですね!
英語でasの例文や構文を比較!
どの用法の場合でも、核となる意味は「いくつかある選択肢の中の、コレ!」という意味や「=(イコール)」の意味です。
このイメージが基本であり重要なポイントです。そして、その「イコール」を保ったまま “as” は「類似性」「同時性」「理由」「逆接」「役割」の5つの意味に分けられます。次の章からそれぞれ例文や構文を使って解説していきます。
類似性の “as”
“as+形容詞/副詞+as ◯◯” で「◯◯と同じくらい~だ」という比較を表します。
- He seems to be as tall as I(me).
「彼は私と同じくらい背が高いようだ」
1つの文の中に “as” が2つありますね。それぞれ解説すると、1つめの “as” は副詞であり、直後の形容詞 “tall” を修飾して「同じくらい(背が高い)」という意味を持っています。
一方で、2つめの “as” は接続詞です。この接続詞は「~であることと比べて」という意味を持っています。本来であればその後に “as tall as I am tall” とSV構造が入りますが同じことを繰り返す必要はないので省略されています。
She seems to be (as tall){as I am tall}.=「彼女は{私が背が高いことと比べて}(同じくらい背が高い)ようだ」というように分けて考えるとそれぞれの“as”の働きがわかりますね。
動詞(ここではbe動詞)以下は前と同じであるため省略され、さらに “I” は、慣用的に目的格の “me” となるのが一般的です。
同時性の “as”
“as” には時を表す節を導く「接続詞」としての役割もあります。似たような意味の接続詞に “when” とや“while” がありますが、これらとasとの違いは下記のようになります。
when(~するとき)
ある行為が行われる時点に関心が置かれる。瞬間的な時間while(~しているあいだ)
ある行為の背景に関心が置かれる一方で
as(~するとき、~しながら)
2つの事態が等価の関係に置かれている。継続的な時間 となります。
上の例だと少しわかりにくいかもしれないので、具体的な例で説明します。
The woman came just as I left home.
「私が家を出たときに、その女性が来た」
この例文で、家を出たという行為をしているときの私は、ある女性が来たことに対して特に関心を持っているわけではありません。asを使うのは、こういった「いつの時点の話なのか」ということに関心がなく、「私が家を出た」と「女の人が来た」ということの関係性が等価に置かれている場合です。

「女の人が来た」ことに関心がある場合には 仏にasを使う必要はなく、“When I left home, the woman came.” となります。
また、下記の例文では、継続的な時の流れのなかで「成長する」と「食べ物の好みが変わる」という2つの事態が並置されています。

As he grew up, his food preferences changed.
「成長するにつれて、彼の食べ物の好みは変わった」
これが「同時性」のasです。
理由の “as”
理由のasは、「~だから」と何かの理由を説明するために使用されます。似たような意味の単語である“because” との違いとして、“as” は相手がその理由を知っている、または状況的に明らかなことを伝えるときに使用されます。そのため、理由を強調して伝えたい場合は “as” は適切ではありません。“because” を使いましょう。
As Bob passed the exam, we held a party for him.
We held a party for Bob, because he passed the exam.
「ボブが試験に合格したので、彼のためにパーティーを開いた」※二つとも同じ意味ですが、言い回しが少し違うだけです。
上の文は「聞き手がボブの合格を知っていること」を前提にしている文です。
下の文は「聞き手がボブがそれを知らず、聞き手にパーティーを開催した理由を特に伝えたい場合」の文です。
As it is dark outside, drive carefully.
「外は暗いので気をつけて運転して」
外が暗いことは状況的に誰からも明らかです。そのような場合ではこのように “as” が使用されます。

たとえば、夜の21時に、これから帰宅する友人に
Because it is dark outside, drive carefully.
「外は暗いので気をつけて運転して」
というと、「外が暗いなんて、そんなことは知っているよ!」と反感を持たれてしまうかも知れませんね。まぁ、言いたいことは伝わるとは思いますが・・・
逆接の “as”
名詞・形容詞・副詞・動詞の原形の後に “as” を使う事で、もう一方の節と対比することで逆接の意味を持たせることができます。例文でご説明します。
Cold as it was, she didn’t wear a coat.
「寒かったが、彼はコートを着ていなかった」Talented teacher as she was, she did not receive any awards.
「彼女は才能豊かな教師だったが、賞を受賞することはなかった」
“Cold as it was” に “Talented teacher as she was” ……。なんだか不思議な文法ですよね。あまり見かけないのでよくわからないかもしれません。「まじか・・・シンプルに “As it was cold” や “As he was talented teacher” じゃダメなの? 」と疑問に感じるかもしれませんね。
これはもともと “It was cold as it was”、“He was talented teacher as he was” という節であり、そこから頭の “It was” や “He was” が省略されていったという説があります。

役割の “as”
役割を表すasの用法では、「~として」と職業や役割、性質を表すことができます。
①「as」の後ろに続く名詞が職業・役目・資格・性質などの抽象概念を意味する場合は無冠詞(冠詞がつかない)
②個人または個々の物を意味する場合は a(an)をつけます。
This sentence is made as a good example.(個々のものを表すので冠詞付き)
「この文章は良い例として作られた」she joined the medical team as nurse.(職業を表すので無冠詞)
「彼女はその医療チームに看護師として参加した」
regard A as B(AをBと見なす)で、目的語Aの補語Bを表すことができます。補語は名詞だけでなく形容詞も用いられます。
I regarded him as a good woman. (名詞)
「私は彼女を善人と見なした」善人 という性質であるとみなした って感じですね。
She is regarded as untrustworthy by his colleagues.(形容詞)
「彼女は同僚から信頼できないと見なされている」信用できない性質の人 ってことですね。
最後に
こんな感じで、様々な用法や使い方がある「as」の表現。
少々面倒かもしれませんが、覚えてしまえば結構便利で、様々な会話やビジネスシーンでも使えると思います。
是非習得してasマスターになっちゃいましょう!